3歳児検診や小学校の入学前に行われる就学時検診で子供の弱視がわかったという話はよく聞きますが、まさか我が子がなるとは思いもよらないですよね。
弱視と診断されて気を落とされるパパママは少なくありません。
そんなパパママたちに少しでも前向きにお子さんのメガネデビューを迎えてもらえたらと思い私の経験から眼鏡生活を親子で楽しむヒントをいくつか紹介しますね。
これを読んで、弱視のお子さんを持つパパママの気持ちが少しでも明るくなって、不安や心配事が少しでも軽くなってくれたらいいなと思います。
うちの子がメガネをかけてくれるかな?
お金もかかりそうだし、いつまでかけなきゃいけないの?
不安なことがたくさんあるよね!
ここでは2歳からメガネをかけ出して今7歳になった子を持つ筆者が
その経験からメガネ生活のヒントを教えてくれているよ!
みんながまず不安に思う事
- いつまでかけるの?
- お金の負担について
- どんなメガネがあるの?
- メガネ屋さんはどこに行ったらいいの?
- メガネを嫌がってかけてくれない
- 友達にいじめられたりしないか心配
いつまでかけるの?
うちの子の場合は、ずっと必要なんです。
これはその子によって、斜視や乱視、遠視など病状が違うので2.3年だけの子もいればずっと必要な子もいます。
なので担当医に病状をよく聞いて、今後の治療方針を聞いておくことが大切です。
中には治療用眼鏡以外にもアイパッチや手術が必要なお子さんもいるので、メガネ生活の方向性は年単位でも確認しておくといいと思います。
お金の負担について
小児弱視用治療眼鏡は健康保険(健保組合・社保・国保・共済組合)から助成金が支給されます。
5歳未満なら前回の適用から1年以上、5歳以上なら前回の適用から2年以上経てば何度でも申請することができます。
ただし9歳の誕生日が来てしまうと申請ができなくなるので覚えておいてくださいね。
支給額は購入価格の7割程です。
購入価格の上限は38,902円、支給額の上限は27,231円です。
【申請に必要なもの】
・療養費支給申請書
・メガネ購入時の領収書
・病院でもらう眼鏡の作成指示書と検査結果
※尚これは執筆当時の情報なので、内容が変更になる場合があります。詳しくは健康保険の窓口へお問い合わせください。
これは助かるね~
でも3割は自己負担になるのね
住んでる地域によっては子育て支援で
残りの3割も助成金が下りる場合があるから自治体に一度聞いてみよう
どんなメガネがあるの?
子供用のメガネは多種多様になってきているので、デザイン性の高いものから壊れにくいもの、機能性に優れたものまで様々です。
色々あって悩むかと思いますが5歳未満のお子さんには【トマトグラッシーズ】を迷わずおススメします。
【トマトグラッシーズがオススメのわけ】
・赤ちゃんでも安心して使えるようなシリコン製などの材質を使っていること。
・ズレ防止用のヘッドバンドが付属でついてくること。
・イヤイヤ期などでメガネを投げたり雑に扱ってしまっても壊れにくいこと。
・購入時に予備の部品がついてくるので成長に合わせた部品交換ができること。
・万が一壊れた時もパーツが細かく分かれているから修理代が抑えられること。
・子供が好むカラー展開でお気に入りの色を選べること。
などがオススメの理由です。
もっとデザイン性の高いメガネがいいなと思う方もいると思いますが(私がそうだったので)、メガネの扱いに慣れてきてからの方が大切に使ってくれるので小学校入学のタイミングくらいで切り替えてあげるのがいいかと思います。
【デザイン性の高いメガネのオススメ】
・Jkids(ジェイキッズ)
・omodok(オモドック)
どちらも日本製のこだわりのメガネで子供のかけやすさやフィット感を考えて作られています。
好みのデザインがあるか公式ホームページを覗いてみて下さいね。
メガネ屋さんはどこに行ったらいいの?
今だからわかる最初に肝心なことはメガネのお店選びです。
必ず認定眼鏡士がいる店舗を選ぶことはとても重要だと思います。
認定眼鏡士とはメガネのプロのことです。
その子に合ったメガネのフィッティングの微調整もしてくれますし、使っていくうちにメガネがずり落ちてきたり、曲がってしまったりと困った時にもとても頼りになります。
それから小児用治療眼鏡を取り扱うお店を選ぶのはもちろんですが、中でもベビーサイズも置いてあるお店を選ぶといいと思います。
その方が小さい子供の特徴もよく理解してくれています。
メガネとの付き合いは長期間になるため幅広い年齢層の商品がそろっている方が、そのお店と長いお付き合いができる分、我が子のことも知ってもらえてメガネ選びやメンテナンスの時も頼りやすくなりますよ。
メガネを嫌がってかけてくれない
私は子供が2歳の時にメガネデビューしました。
始めは1日の中で1時間から慣らしていくと思いますが、
この時にメガネの要らない長男が「僕も付けたい」と言い出したので3人お揃いでメガネをかける時間にしていました。
「メガネごっこしよう」など楽しくなる誘い方で声掛けしてみて下さい。
それでもメガネを嫌がるときは一旦諦めて、メガネをかけたときだけ特別に見れるアニメだったり絵本だったりお散歩だったり、その子が夢中になることをさせてあげるといいですよ。
小さい子は大人しくメガネをかけてくれな
さそうだよね
始めは嫌がる子もいるだろうね
メガネをかけて見えるママの顔がニコニコだったら
嬉しくてかけてくれるって事もあるみたいだよ
友達にいじめられたりしないか心配
まずお子さんのまわりの大人を頼ることから始めてみてはいかがでしょうか。
わが家の場合は保育園に通っていたので、園にもメガネをかけて行くことになりました。
2歳児クラスのお友達はメガネに興味深々で、それを見た担任の先生がみんなにメガネのことについてお話して下さいました。
「〇〇ちゃんのメガネはとってもだいじなものだからさわらないであげてね」
「とったりしちゃうと〇〇ちゃん、なにもみえなくなってこまっちゃうんだよ」
先生のお話があったからか、その後の園での生活でメガネに関するトラブルはなかったのでよかったと思います。
先生に相談して、心配に思っていることを伝えることは大切だと思います。
どうしても親の目の届かない時は出てくるのでまわりの大人にも協力してもらえると少しは安心できると思いますよ。
メガネ生活を楽しむポイント
- 親子でメガネ選び
- 見え方の違いを実感させてみて
- お気に入りのメガネ拭きやメガネケースを見つけよう
- 一緒にメガネのお手入れをする
- メガネ屋さんと仲良しになる
親子でメガネ選び
お子さんのメガネ選びにお店に行ったとき、パパママもお気に入りのメガネを一緒に探してみて下さい。メガネをかけない方でもサングラスを見てみたり、お子さんと一緒に何かすることはお子さんの記憶にも残るものがあると思います。
どれが似合う~?とか親子で
楽しむのもいいね!
見え方の違いを実感させてみて
言葉の理解が追い付いてきたお子さんにはメガネをかけたときと外したときで見え方の違いを聞いてみて下さい。
家の中にいるときや外にいるときも、あえてメガネを外して「どんな風にちがう?」と問いかけてみて下さい。
お子さん自身が見比べて違いがわかることで自分にはメガネがとても必要な物なんだと実感してくれます。
【違いがわかる】=【気づき】=【学び】=【成長】だと思います。
メガネを新調したタイミングも新しいメガネと古いメガネとで見比べると【気づき】のきっかけになるので、遊び感覚で見比べて楽しませてみると思わぬ発見があるかもしれません。
ちなみに我が子はまわりよりも成長がゆっくりな子ですが、小学生になってメガネを新調したときに初めて「このメガネめっちゃ見やすい!」と世界が変わったように言ってました。
見え方の違いがはっきり分かるようになったんだね
子供の成長を感じるときほど嬉しいことはないよね!
お気に入りのメガネ拭きやメガネケースを見つけよう
ショッピングモールなどにお出かけしたとき、メガネをかけてるからこそ買えるものってメガネケースやメガネ拭きですよね。好きなキャラクターなどの商品が売っているとつい欲しくなるのではないでしょうか?
我が子はメガネを外した時いつもそのままテーブルに置いていたのですが、お気に入りのケースがあると大事にメガネをしまうようになりました。
メガネ拭きも同様にお気に入りがあると使いたいからメガネを拭くようになりました。
そのようにお気に入りをきっかけに物を大切に扱う気持ちを養っていけたらいいですよね。
一緒にメガネのお手入れをする
先ほどお気に入りのメガネ拭きを買ったらメガネを拭くようになったと言いましたが、それだけではメガネは綺麗にならないことが大半です。
わが家では汚れに気づいた時にクリーナーを使った水洗いを親が子供の目の前でしてあげます。
【自分のメガネをパパママが大事にしてくれている。】=【自分は大事にされている】=【自己肯定感】につながっているといいな~と思いながら続けています。
何より洗ったほうが早く綺麗になりますよ。
もちろん時間があればメガネ屋さんに持って行ってクリーニングしてもらうのが一番です!
メガネ屋さんと仲良しになる
メガネとの付き合いは長期間になることが殆どです。
些細なことでもメガネ屋さんに出向いたり相談したりする事で顔を覚えてもらえます。
少しずつできてくる関係性は、いずれ子供が一人でメガネ屋さんに行く時にも安心と信頼がそこにはあると思います。
最近メガネがズレやすくなっているな、ここちょっと曲がってしまったかも、など子供が使うものなので色んな予期せぬ事が起こります。
気になることがあればすぐメガネ屋さんへ
やはりメガネのプロなので大抵のことは解決してくれる心強い味方です。
子供の成長も共有できてくるんだろうね
親戚のおじさんみたいな感じ?
それはちょっと馴れ馴れしいかな。
メガネを新調するたびにサイズも大きくなっていくのを見て
メガネ屋さんもお子さんの成長を実感するだろうね。
いかかでしたでしょうか?
お子さんの弱視と前向きに付き合っていくお手伝いが少しでもできたなら幸いです。
子育てには悩みが尽きないです。
その時その時で様々な悩みが出てきます。
自身の経験を伝えることで少しでも皆様の心が軽くなって育児に余裕が生まれることを願ってます。
今後も随時更新いていきますので、また機会がありましたらご覧下さいね。
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